
『まだ30歳の私には早すぎる…白髪は治すことができますか?』

『なぜ白髪が増えるんですか?歳のせいなの?』
ある程度年齢を重ねることで髪や頭皮の悩みは増えてくるものです。その中でも『白髪』に関する悩みは多くの方がお持ちになっています。
美容師をしていて本当によく聞かれる白髪に関する質問。皆さん悩んでいるのと同時に「みんなはいつ頃から白髪染めをするの?」「白髪は治せる?」など疑問にも思っているものです。
今回の記事ではは『白髪の悩み』について原因や改善方法を含めて解説をしていきます。
【この記事を書くのは】

Twitterアカウント @gaguar_tw
白髪に関するお悩み【原因・セルフケア・染め方・染める頻度・黒髪に戻すテクニック・ヘナカラー・マニキュア】

白髪のお悩みについて解説していきます
白髪が気になりだすのいつごろから?

一般的に、老化による白髪が気になり始める年齢は、
からと言われています。
ですが生活習慣や遺伝などで白髪の発生の個人差は大きく、出はじめる・気になり始める年齢にはばらつきがあります。もちろん個人の美意識の差にも大きく関係はしてきます。
白髪は髪の老化現象ではあるものの、体に特別な悪影響が出るわけではありません。
白髪は治すことができるの?その原因は?

白髪の原因は遺伝や年齢によるもの、食事などの生活習慣、ストレス、頭皮環境などがあります。
人それぞれなうえに様々な原因があるので 白髪の原因を「これだ!」となかなか特定できないのも事実。
白髪は治せる
白髪は一度なるともう元には戻らないと思っている方が多いですが、 これは誤解で治すことができます。
それは今まで美容師をしている中で何度も目撃している毛髪なのですが、
毛先が白髪、根元が黒い髪の毛
これは1度白髪になった髪の毛が、黒く戻ったことを意味する髪の毛です。
一度何らかの原因により白くなってしまった髪の毛が、原因解消により黒く戻ったことを意味します。つまり元の黒い髪の毛に戻ることがあるんです!

これから白髪が始まる場合は根本が白くて毛先が黒ですよね。このような回復している髪の毛を美容師をしていると何度か目にしたことがあります。
白髪の原因は遺伝だけではない
白髪の原因は皆さんが頭に浮かぶのは『先天的な遺伝』ではないでしょうか?自分の親が白髪が多かった、おじいちゃんおばあちゃんが真っ白だったなどです。
『先天的な遺伝』は原因としてもっとも言われていますが、実は白髪になる原因は遺伝だけだとは限りません。
後天的な要因でなる場合があります。その場合は意識してヘアケア・頭皮ケアをすることで『白髪の生える原因』を防ぎ、遅らせることができます。
白髪になる原因7つ

①遺伝
遺伝によって体型だけでなく体質も遺伝します。家族に白髪の人が多いとその白髪になりやすいという傾向があります。
近年ではメラニンに作用して髪を白くする働きを持つ遺伝子[IRF4遺伝子]も見つかりました。
これが白髪の原因や遺伝に深く変わっている可能性があると言われています。
②年齢によるもの
年齢を重ねると、頭皮の毛根内部にあるメラノサイトの働きも衰えてきます。データから[男性は30歳、 女性は35歳]から白髪が出始めるとのこと。
このデータは実際に美容師の立場から見ていてもそのように感じます。
③食事(栄養不足)・生活習慣
髪の色を作るメラニンには栄養素のアミノ酸と酵素が不可欠、健康な髪をつくるにはビタミンや亜鉛が必要です。
栄養バランスの悪い食事や血流悪化を招く運動不足、喫煙、睡眠不足などで頭皮環境が悪化 し、白髪になりやすくなります。
④ 頭皮環境
日々のシャンプーでしっかり洗うことができていない…シャンプー剤やトリートメント剤の洗い残しがある、毛穴がつまる、ベタつくなどの清潔な状態が保てないと、頭皮環境が悪化しメラニン色素を作れくなり部分的に白髪が集中することもあります。
⑤ストレス
現代人は日々ストレスを抱えています、強いストレスを感じると短期間で頭皮環境の悪化を招き白髪を作りやすくなります。
⑥ヘアカラー
僕も美容室で働く皆ので喋りづらい内容なのですが、ヘアカラーは確実に白髪を増やすことが分かっています。 これはヘアカラーが頭皮に対してストレスを与えてしまいそれが原因で白髪になるリスクを増やしているのです。ヘアカラーに含まれる成分によって活性酸素が生成しストレスを与えることが分かっています。
⑦病気
DNA を正常に作れなくなる病気悪性貧血、全身の機能は低下してしまう甲状腺機能低下症などの病気によって髪を黒くするメラノサイトが弱くなることがあります。
白髪になる仕組みは?
それではそもそもどんな仕組みで白髪になってしまうのでしょう?

毛根内部も人と同じで疲れて引退、定年生活を勝手にむかえてしまうイメージですね。それが人の数のように、毛穴の数ごとに定年時期が変わるんです。
白髪と体調不良の関係

白髪と体調不良の関係性について、以下のような報告や調査結果がありますが、確定的な関係性はまだ解明されていないとされています。
ストレスによる関係性
長期間にわたるストレスは、体内の酸化ストレスを増加させ、髪を構成する色素細胞に悪影響を与えることがあります。そのため、ストレスが原因で体調不良となり、その影響で白髪が増えることがあるとされています。
ホルモンの分泌による関係性
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になることで、身体の機能が亢進してしまう疾患です。この病気にかかると、髪の毛が急に白くなることがあります。
ビタミンB12欠乏症による関係性
ビタミンB12は、髪を構成するメラニン色素の生成に必要な栄養素です。ビタミンB12が不足すると、髪が白くなる原因となることがあります。
白髪と体調とツボ
みなさんご存知の通り、ツボと体調は関連性があると言われています。ツボを押して痛いと感じる部分はやはり弱っている可能性が。

上の図を参考に自分の白髪のではじめた位置を確認し、生活習慣を改善していきましょう!
食生活と白髪予防

メラニン色素の原料となるアミノ酸の一種チロシンや銅、その他ミネラルを含む食事がお勧めです。
白髪に対して効果のある食品
白髪の発生を抑える効果 銅
銅…玄米、さつまいも、松の実、ごま、大豆、納豆、ごぼう
髪の栄養源 タンパク質
たんぱく質…脂肪の少ない肉類、魚介類、卵、大豆製品
魚に含まれる油で血流改善効果 EPA
EPA…かつお、ぶり、さんま、さば、
血行促進効果 ビタミンE
ビタミンE…植物性油脂、ごま、くるみ、ナッツ類
髪を黒くする効果のあるもの
ヨードひじき、わかめ、のり、もずく
白髪に関するよく聞かれる 質問

Q.白髪を抜くと増えるのですか?
A.これはよく質問されることなんですが、白髪を抜くと増えるということはありません。
ただし抜けて短くなった白髪は立ち上がることによって通常の黒髪よりも目立つことはあります。
これによって毛根を破壊し色と毛が生えてこないこともあるので、抜かないようにしましょう。
以下の記事でも「白髪を抜く」という行為に言及しています↓
Q.白髪を減らすこと治すことはできますか?
A.白髪になってしまう原因、リスクを避けることができれば一度白くなった髪の毛も黒く戻る可能性はあります。
美容メーカーの発表では、白くなった髪の毛は3年以内であれば元に戻る可能性があるとのことです。 美容室専売品では白髪を予防する商品や、3年以内の白髪を元に戻す(黒髪に戻す)商品が出ています。
以下の記事でも詳しく解説させていただいています↓
白髪予防まとめ
髪の毛は毎日50~100本ずつ抜けてまた、生えてくると言われています。毎日の湯船や洗面所に髪の毛落ちていないでしょうか?これは当たり前のことなのです。
今回の記事で改善のためにお話した内容の以下の2点
◯白髪のリスク7つを極力避ける、防ぐ生活をする
〇食生活の改善方法
日常生活の中で食の大切さを見直し、髪の栄養状態を保つことで、色素細胞を活性化しきれいな白髪になりにくい環境や黒髪を育てましょう。
あわせて読んでほしい記事
分け目の部分や顔周りの白髪って伸びてくると凄く気になりますよね。
「すぐに伸びてきて白い髪がチラホラ…」2週間もすると我慢できなくなります。悩み種の分け目・顔周りの白髪ですが、いろいろ解決策があります。
下のの記事はこの解決方法をまとめています。あわせてお読みください。
コメント