鏡を見たとき、ふと目に入る1本の白髪。「気になるから抜いちゃえ!」と、ついやってしまいますよね。その気持ち、よくわかります。
でも実は、白髪を抜く行為には頭皮や毛根へのダメージというリスクが隠れています。美容師として日々お客様の髪と向き合ってきた経験から言うと、「今の白髪より、将来の薄毛のほうがずっと困る」というのが正直なところです。
この記事では、白髪を抜くことのリスクをわかりやすく解説しながら、抜かずに白髪をうまく付き合っていくための具体的な方法もご紹介します。「抜くのをやめたいけど、どうすればいいかわからない」という方にぴったりの内容です。
この記事でわかること
- 白髪を抜くと、なぜ髪や頭皮によくないのか
- 「楽しい・気持ちいい」と感じてしまうのはなぜか
- 白髪を抜くのをやめるための具体的な方法とアイテム
白髪を抜くと「楽しい・気持ちいい」と感じるのはなぜ?

白髪を抜くという行為は、白髪が出始めた年代の方に多く見られます。今まで全くなかった白髪が生え際や分け目に現れると、誰でも気になるもの。
「わざわざ染めるほどじゃないし、抜いちゃえばいいか」と、多くの方がそのまま抜いてしまいます。
そして年齢を重ねるほど白髪は増えていくため、気がつけばこの「抜く行為」がクセになり、「楽しい」「スッキリする」という感覚まで覚えてしまいます。
じつはこれ、ストレスや不安が溜まっているときのサインであることも。気持ちいいと感じるのは自然なことですが、繰り返しているなら要注意です。

「抜く行為」には、毛根や頭皮へのダメージという危険性があります。この後わかりやすく解説していきますね。
白髪を抜き続けると起こる3つのリスク

白髪を抜くと、毛根に傷がついて炎症を起こしたり、毛穴がゆがんで髪が縮れたりすることがあります。また、繰り返すことで新しい髪が生えにくくなるケースも報告されています。
一方、白髪の原因を改善することで、メラニン色素が戻り黒髪に近づくこともわかってきています。つまり本来は「抜かない」ことが、白髪への一番の対策なんです。
毛根は一度失うと増えません。今気になるからといって抜き続けると、将来「髪が薄くなった」という悩みを新たに抱えてしまうかもしれません。
白髪を抜く3つのリスク
■将来、髪が生えてこなくなる可能性がある
■頭皮の炎症・かゆみにつながる
■将来の薄毛リスクを高める
白髪が気になったときは、白髪染めやヘアカバーアイテムを活用しましょう。出先でどうしても目立つ場合は、抜くのではなく根元からハサミでカットするのがおすすめです。
白髪を自分で抜くリスクは、大きく分けて以下の3つです。
- 毛根のダメージ
白髪を抜く際には、毛根も一緒に抜き取ってしまいます。毛根は、髪の毛が成長するために必要な栄養を供給する役割を果たしています。そのため、毛根を傷つけてしまうと、髪の毛の成長が妨げられて、薄毛の一因となる可能性があります。
- 毛嚢炎(もうのうえん)
毛根が傷つくと、細菌やウイルスが侵入しやすくなり、毛嚢炎を発症するリスクが高まります。毛嚢炎は毛根の周囲に炎症が起こる皮膚の状態で、赤みや腫れ、かゆみなどの症状が現れることがあります。
- 色素沈着
白髪を繰り返し抜いた部分の頭皮に、色素沈着が起こることがあります。色素沈着とは、抜いた部分が黒ずんで見える状態のことです。
なお、「白髪を抜くと白髪が増える」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは科学的な根拠のない俗説です。白髪が増える主な原因は、加齢・ストレス・生活習慣などによるもの。抜く行為そのものが白髪を増やすわけではありませんが、毛根へのダメージが蓄積されることで、髪全体のコンディションが悪化する点は注意が必要です。
白髪を抜く際に注意したいこと:
- 無理に引っ張らないこと
- 繰り返し同じ毛穴から抜かないこと
「白髪を抜くと増える」は本当?美容師が答えます

結論からいうと、白髪を抜いたことが原因で白髪が増えることはありません。
美容師をしていると、このご質問はとても多くいただきます。「抜いたら増えた気がする…」という感覚を持つ方が多いのは、白髪が気になり始める時期と白髪が自然に増える時期が重なるためだと考えられます。
ただし、繰り返しお伝えしているとおり、抜くことで毛根ダメージが積み重なれば将来の薄毛につながる可能性はあります。「増えるかどうか」よりも「毛根を守れるかどうか」が大切です。
白髪を抜くのをやめる方法【選択肢は2つ】

白髪を抜かないための選択肢は2つです
■根元付近からハサミで切る
■染める、カバーする
根元からカットする方法は手軽ですが、すぐにまた伸びてきて繰り返しになりがちです。
根本的な解決策は、染めてカバーすること。
白髪を抜いていた方は、伸びてくると短い毛が目立ちますよね。その毛を美容室で染めるか、自宅でできる白髪カバーアイテムを使うことで、ストレスなく白髪と付き合っていけます。

最初は少し我慢が必要ですが、カバーアイテムに慣れてくると「抜きたい」という衝動もだんだん落ち着いてきます。焦らず少しずつ習慣を変えていきましょう。
将来の薄毛トラブルを防ぐためにも、「白髪を抜く習慣」は今日から少しずつ変えていきましょう。
美容師おすすめ!白髪を隠すアイテム

美容師が厳選!自宅でできる簡単白髪カバーアイテム
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- 敏感肌・肌荒れしやすい方
- 生え際や分け目の白髪を自宅でこまめにケアしたい方
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- 髪が乾いた状態で使用すると色が入りやすくなります。
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白髪を抜いてしまう…みんなの声

白髪を抜くという行為にも、それぞれ物語がありますね…。
白髪を増やさないために、日常でできること

白髪を抜くのをやめるだけでなく、白髪を増やさないために日常でできることも意識してみましょう。
頭皮マッサージで血行を整える
頭皮マッサージをすることで血行が促進され、頭皮の状態が整います。メラニン色素の生成にも良い影響があるといわれており、継続しやすい習慣のひとつです。
バランスの良い食事を心がける
タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂ることが、髪の毛の健康維持につながります。特にタンパク質は髪の主成分でもあるため、意識的に摂りたい栄養素です。
ストレスをためないことも大切
ストレスは白髪の原因のひとつといわれています。趣味や運動など、自分なりのストレス発散方法を日常に取り入れていきましょう。
- 毎日のシャンプー・ブラッシングで頭皮の汚れをしっかり取り除く
- 頭皮マッサージは指の腹で優しく行う
- タンパク質を多く含む食材を積極的に食べる(肉・魚・卵・大豆製品など)
- ビタミン・ミネラルを意識して摂る(野菜・果物・海藻類など)
- 適度な運動でストレスを解消する
白髪は年齢とともに生じる自然な変化ですが、抜き続けることで毛根へのダメージが蓄積します。抜く代わりに、カバーアイテムや生活習慣の見直しで、髪のコンディションを守っていきましょう。
まとめ

今回は「白髪を抜く」という行為のリスクと、抜かないための方法についてお伝えしました。
クセになってしまっている方は、頭皮や毛根にじわじわとダメージが蓄積されています。まずは「抜かない」という意識を持つことが第一歩です。
「楽しい」「スッキリする」という感覚がある方も、危険性をしっかり認識して、今日から少しずつ習慣を変えていきましょう。カバーアイテムを上手に使えば、白髪との付き合い方がぐっと楽になりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。他にも白髪のお悩みに関する記事を多数掲載していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
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