シャンプーは毎日する習慣で忙しかったりすると「おろそか」にしがちなものです。ですがシャンプーは「ヘアケアの基本」お言われるように女性にとって大切な美容習慣のひとつ。
せっかくならあなたの毎日のシャンプーをもっと『髪に良い習慣』に変えて美しい髪を手に入れていきましょう!
【この記事を書くのは】
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髪のシャンプーは何のためにするのか?
髪のシャンプーは、主に以下の3つの目的で使用されます。
頭皮と髪の汚れを落とす
シャンプーの主な目的は、頭皮と髪の汚れを落とすことにあります。頭皮や髪には、皮脂やほこり、汗、スタイリング剤などの汚れが付着します。これらの汚れが残っていると、頭皮の臭いやフケ、かゆみなどの原因となるだけでなく、髪のツヤやまとまりを損なうこともあります。
頭皮の皮脂バランスを整える
シャンプーには、皮脂を洗い流すだけでなく、皮脂バランスを整える効果もあります。頭皮の皮脂は、髪を守るために必要なものです。しかし、皮脂の分泌量が多いと、頭皮がベタつきやすく、髪がまとまりにくくなります。また、皮脂の分泌量が少ないと、頭皮が乾燥して、かゆみやフケの原因となります。
髪にうるおいを与える
シャンプーには、髪にうるおいを与える効果もあります。髪は、たんぱく質や水分などの成分でできています。これらの成分が不足すると、髪がパサつきやすく、枝毛や切れ毛の原因となります。シャンプーには、これらの成分を補う効果のある成分が配合されているものもあります。
シャンプーを選ぶ際には、自分の頭皮や髪質に合ったものを選ぶことが大切です。
- 頭皮が乾燥しやすい人は、保湿成分が配合されているシャンプーを選ぶとよいでしょう。
- 頭皮が脂っぽい人は、皮脂を洗い流す効果の高いシャンプーを選ぶとよいでしょう。
- 髪のダメージが気になる人は、ダメージを補修する効果のあるシャンプーを選ぶとよいでしょう。
正しいシャンプー8STEP
最初に大まかな手順を見ていきましょう。
- STEP1ブラッシング
日常生活でついてしまうホコリの除去やスタイリング剤、髪の絡みをブラッシングにより取り除きます
- STEP2予洗い
適温のお湯で丁寧に時間をかけて流していきます。ここで余計な皮脂やホコリ、髪の絡みをとっていきます
- STEP3シャンプー
シャンプー適量を手のひらで泡立てをしてから髪につけていきます。頭皮をこすりながらも髪への摩擦は最小限を心がけます
- STEP4流し
流し残しがないように丁寧さを。しっかりと地肌に指を通すことがポイントです。
- STEP5トリートメント
一度髪の毛の余計な水分を取り除きトリートメントを塗布してコーミングしながら髪へなじませて放置します
- STEP6流し
ここもしっかりと流していきます。
- STEP7タオルドライ
決してこするのではなく「ポンポン」たたくような優しいイメージで水分をとっていきます。
- STEP8ヘアケア→ドライ
ダメージが気になり方はヘアケア剤をつけてから髪を乾かしていきます。
この「8STEP」をより具体的に解説していきます。あなたなお普段おこなっているシャンプー習慣とは違う面や新しい発見もあるはずなのでぜひお読みください!
①シャンプー前のブラッシングを
最初に脱衣所にいる時点でブラッシングをしていきます。
「ブラッシング」には抜けた毛の除去や髪についたゴミやスタイリング剤がシャワーをかけるときに取れやすくなる効果があります。
さらにブラッシングによるマサージによってリラクゼーションの効果もあります。とても気持ちの良いものなのでブラッシング習慣がない方はぜひ取り入れてみてください。
②シャンプー前の予洗い
お湯で1分「予洗い」を予洗いを行うことで事前に約7割の汚れが落とせます。「予洗い」とはシャンプーをする前にお湯のみで髪や頭皮を洗うことを指します。
予洗いの時間の目安
ショートヘアは1分、ミディアム~ロングヘアもしくはスタイリング剤を多くつけている場合は1分30秒~2分かけて予洗いをしましょう。
予洗いの手順
髪ではなく、頭皮全体にまんべんなくシャワーを当て類メージでおこないます。
ハチまわりと生え際を洗います頭部サイドの出っ張り「ハチ」にシャワーを当てて、汚れを浮かせます。
耳上と耳後ろも洗いましょう同様にシャワーを当てます。とくに耳後ろは流し残しやすいので念入りに流していきましょう。
後頭部はロングの方は髪を持ち上げて
後頭部は毛量が多いため頭皮が洗いにくいです。10~20秒しっかり流しましょう。
意外と忘れがちなえり足を意識することが大切で耳後ろと同様にえり足も流し残しやすいところ。髪と首の境目を念入りにほど流します。
最後は毛先の汚れを
シャワーの水圧で髪の絡みを取り除くように流します。このときは指で無理に引っ張ったりしないよう心がけましょう。
③シャンプー
シャンプーはたっぷりの泡で洗うこと
シャンプーの泡は、指による摩擦を和らげて頭皮や髪への負担を軽減する効果があります。
原液のままで洗ってしまうと刺激が強く、頭皮や髪の傷みにつながる場合も‥シャンプー剤は十分に泡立てて洗いましょう。
シャンプーの泡立て方とつける量
シャンプー剤の使う量は髪の長さや毛量によって変わります。目安として参考にしてください。
髪の長さ | 適正量・プッシュ数 |
---|---|
ショート | 半プッシュ〜1プッシュ |
ボブ | 1プッシュ |
ミディアム | 1プッシュ〜2プッシュ |
ロング | 2プッシュ |
シャンプー剤を泡立てる手順
手のひらを使い、手の上で少しお湯を加えて優しく泡立てる
少し泡だったシャンプー剤を両手にのせ頭につけたら、大きく円描くように泡立てます。
泡だってきたら、両サイド、襟足、毛先にもシャンプーをつけ、全体的に泡立てていきます。
このとき、髪への摩擦は最小限に、空気を含ませるように意識しましょう。
シャンプー剤が泡立たない場合
一度プレシャンプーを行います。
プレシャンプーとは予備洗いとも言われ「軽く泡立て流すこと」これにより、泡立たない原因の
■頭皮、皮脂の汚れ
■スタイリング剤の残り
が取り除かれてシャンプーの泡立ちがよくなり、シャンプー成分本来の力を発揮できます。
シャンプーマッサージの方法 (簡単3stepで解説)
シャンプーは直接づけNGです。
1.シャンプーをのせた手を少し丸め、反対の手の指で少量の水を加えかき混ぜます。
2.頭頂部に泡をのせ、頭皮をなでるようにくるくると回して頭皮全体に広げます。
3.頭の左半分を1~5のパーツに分けて、ムラなく塗りつぶすように洗います。終わったら右半分も同様に。
④シャンプーの流し
38°のぬるま湯え水圧は強めが理想です。
肌寒い季節、つい熱めのお湯ですすぎたくなってしまいますが、温度が高いと頭皮が乾燥しやすくなり、かゆみやふけにつながる場合があります。
シャワーに関しては流し残しが減るので、水圧は強めが理想的です。
水圧アップシャワーヘッドに取り換えるのも手です。
現在では簡単に購入できるECサイトなどでは「シャワーヘッド」のブームが来ています。
様々な効果が期待できて、例えば増圧機能で髪を洗うときだけ水圧が上げられるものや、お肌に当たる感覚を変えることができるシルクタッチ水流、高い節水効果があります。
おすすめのシャワーヘッドをご紹介
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【疎水性相互作用】疎水性の汚れは疎水性のバブルの表面と吸着。バブルは汚れを吸着して浮上、肌に優しく汚れを取り除きます。
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悪い声:元々シャワーの水圧が強く、最大にすると肌が痛いくらいでした。
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洗い残しやすい後頭部はヘアブラシを使うと◎
なかなか手が届かず、後頭部は流し残しやすい部分。そんなときは柄が長いブラシを手の代わりに使ってみてください。
ブラシ部分のサイズが大きく、空気穴のある「パドルブラシ」が絡まった髪をとかしやすくおすすめです。
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⑤トリートメント
シャンプーの後はトリートメントをつけていきます。ここは3STEP です。
シャンプー後、シャワーでしっかりと流しきります。
①その後、軽く手で握り水気をとりトリートメントをなじませます。水気を軽くとりトリートメントをつけると、吸収と浸透がアップする効果も
②つける正しい順番は毛先から少しずつ→中間部分→根元付近の順序イメージでトリートメントをつけていきます。
つけたらお持ちの場合は目の荒いコーム、ブラシを使うとトリートメントがよく馴染むので効果的です。
全体に均一にいきわたり手触りの変化を感じれるはずです。
※注意点として根元付近はつけ過ぎ厳禁、ベタつき、ボリュームダウンの原因になるので、気になる方は根元付近はつけなくてもOK。
ボリュームをしっかり抑えたい方で根元付近に軽くもなじませるくらいで十分です。
③放置時間はトリートメント裏面記載時間でおいていきましょう。
※コンディショナーやリンスは髪の表面をコーティングするためのもの、髪につけた時点で時間をおかずにすぐに流してOKです!
⑥トリートメントの流し
すすぎでトリートメントやコンディショナーを残す人がいますが、これは間違いです。
成分が残り頭皮のベタつきや、背中の吹き出物の原因となります。トリートメントも正しく流していきましょう。
⑦お風呂上りのタオルドライ
タオルドライは超優しく
タオルで強くこするのは厳禁。頭の上にタオルをのせたら、ハンバーグをこねるような手つきで指の腹で頭皮を軽くトントンしながら水分をタオルに移動させましょう。
そして衛生面を考慮してタオルは1年での買い替えが◎。
ロングヘアの人は髪をタオルでやさしく包んで頭皮の水分を指の腹で拭き取ったら、次に毛先の水分を除去します。
タオルで髪を包んだらギュッと押しつぶし、圧力をかけて水分をタオルに移動させましょう。
⑧ヘアケアとドライ
乾かす前にヘアケアを
ドライヤーをかける前に洗い流さないヘアオイルをつけることを習慣に。
タオルドライの前にヘアオイルなどの洗い流さないトリートメントをつけてしまうと、水分と一緒にうるおい成分がタオルに吸収されてしまうので、つける場合は ドライヤー前が◎。
ヘアオイルなどのケア剤をつける効果は
■ドライヤーの熱・乾燥から守る効果
■就寝時の髪への摩擦の軽減
■髪への潤い、パサツキ防止効果
就寝前なのでヘアオイルの香りが気になる方は、匂いの少ないオーガニック系のものがおすすめです。
生乾きはNG!パサツキや雑菌の繁殖のもとに‥
中途半端にドライヤーをやめず、毛先までしっかり乾かすことが大切!です。
濡れたままではキューティクルが開いてしまい、パサつきの原因となる上にヘアカラーの褪色もしやすくなってしまいます。
髪を乾かす際は最後まで乾かすようにしていきましょう。
シャンプー動画
こちらも美容師さん解説なので参考にしてみてください。
00:00 はじめに
01:26 ブラッシング
01:39 すすぎ(予洗い)のやり方
03:17 正しいシャンプーのやり方
07:14 シャンプー後のすすぎ
Q&A
Q.シャンプーの頻度はどれくらいが適切ですか?
A.シャンプーの頻度は、頭皮の皮脂の量や髪質によって異なります。
- 頭皮が脂っぽい人は、1日1回、もしくは2日に1回シャンプーするのが適切です。
- 頭皮が乾燥しやすい人は、2日に1回、もしくは3日に1回シャンプーするのが適切です。
- 髪が長い人は、髪の毛先が乾燥しやすいため、2日に1回、もしくは3日に1回シャンプーするのが適切です。
また、季節や生活環境によっても、シャンプーの頻度を調整するとよいでしょう。
- 夏は汗や皮脂の分泌量が増えるため、1日1回シャンプーするのがおすすめです。
- 冬は乾燥しやすいため、2日に1回にするのがおすすめです。
Q.シャンプーする前にブラッシングは必要ですか?
A.はい、ブラッシングは必要です。
ブラッシングをすることで、髪についたほこりや汚れ、自然に抜けた髪を取り除くことができます。また、頭皮を刺激して血行を促進する効果もあります。
ブラッシングをする際は、髪の根元から毛先に向かって、優しく丁寧にブラッシングしましょう。
Q.シャンプーはどのくらいつけてますか?
A.一般的なシャンプーの場合、500円玉大の量が適量です。
シャンプーの量が多すぎると、髪や頭皮に負担がかかり、頭皮の乾燥やフケ、かゆみの原因となる可能性があります。また、シャンプーの泡立ちが良すぎると、洗い残しが残りやすくなります。
Q.シャンプーするときは、頭皮と髪のどちらを重点的に洗いますか?
A.シャンプーをするときは、頭皮を重点的に洗うことが大切です。
頭皮に汚れが残っていると、フケやかゆみ、ニオイなどの原因となります。そのため、シャンプーの泡で頭皮全体をマッサージするように洗いましょう。
髪は、頭皮の汚れが落ちた後に洗うと、汚れを落としやすく、洗い残しも防ぐことができます。
Q.シャンプー後のすすぎは、どのくらい必要ですか?
A.シャンプー後のすすぎは、しっかりと行うことが大切です。
シャンプーの残りが残っていると、頭皮の乾燥やフケ、かゆみの原因となります。そのため、シャンプーを洗い流すときは、ぬるま湯でしっかりとすすいでください。
Q.シャンプー後は、トリートメントをつけた方がよいですか?
A.髪のダメージが気になる人は、トリートメントをつけるのがおすすめです。
トリートメントには、髪のダメージを補修する効果があります。そのため、髪のダメージが気になる人は、シャンプー後にトリートメントをつけることで、髪のツヤやまとまりをアップさせることができます。
トリートメントをする際は、髪から水滴が落ちない程度にタオルドライしてから、トリートメントを髪全体に塗布しましょう。その後、ホットタオルを巻いたり、シャワーキャップをかぶったりして5分ほど置いてから、ぬるま湯で流すとより効果的です。
まとめ
今回の記事では改めて「正しいシャンプー手順」について解説させていただきました。
- STEP1ブラッシング
日常生活でついてしまうホコリの除去やスタイリング剤、髪の絡みをブラッシングにより取り除きます
- STEP2予洗い
適温のお湯で丁寧に時間をかけて流していきます。ここで余計な皮脂やホコリ、髪の絡みをとっていきます
- STEP3シャンプー
シャンプー適量を手のひらで泡立てをしてから髪につけていきます。頭皮をこすりながらも髪への摩擦は最小限を心がけます
- STEP4流し
流し残しがないように丁寧さを。しっかりと地肌に指を通すことがポイントです。
- STEP5トリートメント
一度髪の毛の余計な水分を取り除きトリートメントを塗布してコーミングしながら髪へなじませて放置します
- STEP6流し
ここもしっかりと流していきます。
- STEP7タオルドライ
決してこするのではなく「ポンポン」たたくような優しいイメージで水分をとっていきます。
- STEP8ヘアケア→ドライ
ダメージが気になり方はヘアケア剤をつけてから髪を乾かしていきます。
日々のシャンプーを今回ご紹介しました「正しいシャンプー8STEP」を実践して「美髪」をめざしてがんばりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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