髪の長さは、ヘアスタイルやカット料金はもちろん、ヘアドネーションの条件にも関わります。
でも、いざ測ってみようと思っても、正確な方法がわからない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、男性・女性向けに、髪の長さの測り方をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、自宅で簡単に髪の長さを測ることができます。
さあ、自分の髪の長さを把握して、理想のヘアスタイルを手に入れましょう!
【この記事を書くのは】
Twitterアカウント @gaguar_tw
【プロが伝授!美容院・ヘアドネーションに行く前に知りたい!髪の長さの測り方】
はじめに
髪の長さは、ヘアスタイルやカット料金、さらにはヘアドネーションの条件にも影響する重要な要素です。
しかし、いざ測ってみようと思っても、正確な方法がわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、美容師歴20年の私が、美容院に行く前に知っておきたい髪の長さの測り方について詳しく解説します。
一般的な髪の長さの基準(ヘアスタイル規準)
髪の長さは、一般的に以下の3つに分類されます。
- ショート:耳にかからない長さ
- ミディアム:肩にかかる長さ
- ロング:肩より長い長さ
しかし、これはあくまで目安であり、実際のスタイルによって分類は変わります。例えば、ショートヘアでも襟足が長いスタイルはミディアムに分類されることもあります。
髪の長さを正確に測る理由
髪の長さを正確に測ることは、ヘアドネーションの基準を満たすかどうかを判断する上で非常に重要です。
髪の長さが適切でないと、希望するヘアスタイルを実現できない可能性があります。ヘアドネーションをする際は、寄付を受け付ける団体の基準を満たす長さがなければ、残念ながら寄付ができません。(31センチ以上)
このように、髪の長さを正確に把握しておくことは、美容室での施術内容を適切に決められるだけでなく、ヘアドネーションなどの活動にも影響を与えます。サロンに行く前に自分の髪の長さを正しく測っておくことが大切なのです。
髪の長さの測り方
髪の長さは、以下の方法で測ることができます。必要によって使い分けます。
1 定規を使う
- 髪を梳かし、まっすぐに伸ばします。
- 頭頂部から毛先まで、定規を使って垂直に測ります。
- 複数の場所で測り、平均値を算出します。
2 髪を結んで測る
- 髪を1束にまとめ、ゴムで結びます。
- 結び目から毛先まで、定規を使って測ります。
- 複数の場所で測り、平均値を算出します。
3 美容院で測ってもらう
美容院では、プロの技術で正確に髪の長さを測ることができます。カットやヘアドネーションをする場合は、事前に美容師さんに測ってもらうことをおすすめします。
定規以外で髪の長さを測る目安
定規以外にも、髪の長さを測る目安となるものはいくつかあります。以下にいくつか例を挙げます。
1. A4用紙
A4用紙の縦の長さは297mmです。これは、ショートヘアの目安となる長さです。
A4用紙を髪に当てて、長さを比較することで、おおよその長さを把握することができます。
2. 手のひら
手のひらの大きさは、個人差がありますが、一般的に手のひらの中央から指先までの長さは約18cmです。
手のひらを髪に当てて、長さを比較することで、ショートヘアやミディアムヘアの長さを目安にすることができます。
3. 肩
- 肩の位置は、個人差が大きいため、髪の長さの目安として使用する際には注意が必要です。
- 一般的に、肩の位置は首の付け根から約15cm~20cmと言われています。
- ショートヘアの場合、耳にかかる長さは約5cm~10cm、肩にかかる長さは約15cm~20cmとなります。
- ミディアムヘアの場合、肩にかかる長さは約20cm~25cmとなります。
- ロングヘアの場合、肩より長い長さは約25cm以上となります。
4. 鎖骨
- 鎖骨の位置も、個人差が大きいため、髪の長さの目安として使用する際には注意が必要です。
- 一般的に、鎖骨の位置は首の付け根から約20cm~25cmと言われています。
- ミディアムヘアの場合、鎖骨にかかる長さは約25cm~30cmとなります。
- ロングヘアの場合、鎖骨より長い長さは約30cm以上となります。
5. ウエスト
- ウエストの位置も、個人差が大きいため、髪の長さの目安として使用する際には注意が必要です。
- 一般的に、ウエストの位置は身長の約70%と言われています。
- 身長160cmの人の場合、ウエストの位置は約112cmとなります。
- ロングヘアの場合、ウエストにかかる長さは約112cm、スーパーロングヘアの場合、ウエストより長い長さは約112cm以上となります。
その他(ヘアゴム、ペン、スマホ)
- ヘアゴム:ヘアゴム1~2個分の長さは、約5~10cmです。
- ペン:ペンの長さは約14cmです。
- スマートフォン:スマートフォンの長さは、機種によって異なりますが、約15cm~17cmです。
これらの目安を参考に、自分の髪の長さを測ってみてください。
注意点
より正確な長さを測りたい場合は、定規を使うことをおすすめします。
3. 美容院に行く前に知っておきたいポイント
ヘアドネーションをする場合
ヘアドネーションをするためには、31cm以上の長さが必要です。髪の長さを測る際は、毛先が枝毛や傷んでいない部分を選んで測りましょう。
髪の長さ
ヘアドネーションで必要な髪の長さは、一般的に31cm以上とされています。これは、医療用ウィッグを作るために必要な長さです。
ただし、団体によっては30cm以上など、異なる基準を設けている場合もあるので、事前に確認が必要です。
髪の状態
ヘアドネーションできる髪の状態は以下の通りです。
- カラーやパーマをしている髪
- 縮毛矯正やブリーチをしている髪
- 過去にカラーやパーマをしている髪
- 白髪
- クセ毛
ただし、以下の状態の髪は、ウィッグ製作に使用できない場合があります。
事前に各団体のウェブサイトなどで、受け付けている髪の状態を確認することをおすすめします。
ヘアドネーションの仕方
ヘアドネーションを行うには、以下の2つの方法があります。
1. 認定団体へ直接送る
現在、日本でヘアドネーションを受け付けている団体は複数あります。各団体のウェブサイトなどで、寄付の受付方法や髪の送り先などを確認できます。
2. 美容院でカットしてもらう
ヘアドネーションに対応している美容院でカットしてもらうことで、カットした髪を団体へ送ることができます。美容院によっては、ヘアドネーションの費用を割引してくれる場合もあります。
ヘアドネーションを行う際の注意点
東京都内の方なら、以下のサイトでお近くのヘアドネーション対応ヘアサロンが探せます。
ヘアドネーションを行うメリットデメリット
ヘアドネーションを行うデメリット
ヘアドネーションを行うデメリット
ヘアドネーションを行う前に
ヘアドネーションを行う前に、以下の点を考慮してください。
- 髪を31cm以上伸ばせるか
- 髪の状態が寄付できる基準を満たしているか
- 寄付する費用を負担できるか(送料)
Q&A
Q.髪の長さを測る必要があるのは、どのようなときですか?
A.髪の長さを測る必要があるのは、以下のようなときです。
- ヘアスタイルを決めるとき
- カット料金を確認するとき
- ヘアドネーションをするとき
- 髪の成長記録をつける
- 自分似合う髪型を知りたいとき
Q.定規以外で髪の長さを測る方法は?
A.定規以外で髪の長さを測る方法は、以下の通りです。
- A4用紙と比較する
- 手のひらと比較する
- 肩までの長さで測る
- 鎖骨までの長さで測る
- ウエストまでの長さで測る
Q.男性と女性でヘアスタイルにおける髪の長さの目安は違いますか?
A.はい、男性と女性で髪の長さの目安は異なります。
- 男性:ショート(5~10cm)、ミディアム(10~20cm)、ロング(20cm以上)
- 女性:ショート(10~20cm)、ミディアム(20~30cm)、ロング(30cm以上)
Q.髪の長さを測る際の注意点は何ですか?
A.髪の長さを測る際の注意点は、以下の通りです。
- 髪を濡らした状態では測らない
- 髪をしっかりと伸ばしてから測る
- 髪を結んだり、縛ったりせずに測る
その他
- 髪の長さは、個人差があります。
- 髪質やクセによって、長さが変わることがあります。
まとめ
髪の長さは、さまざまな方法で測ることができます。美容院に行く前に、自分の髪の長さを把握しておくと、スムーズにコミュニケーションを取ることができます。
今回の記事を参考に、ぜひ正確な髪の長さを測ってみてください。
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